目次
第1章 NIH赴任に際して
1)着任手続
2)その他必要な手続
3)NIHへの通勤

第2章 住居
1)住居
2)家具
3)電話

第3章 車
1)Maryland州運転免許証の取得
2)車の購入と諸手続
3)車の整備・修理サービス
4)公共交通機関

第4章 銀行
1)銀行の選択
2)口座の開設
3)クレジットカード
4)為替
5)送金

第5章 医療
1)医療保険
2)医院・病院
3)薬
4)出産
第6章 教育
1)子供の教育
2)成人教育
3)音楽教育

第7章 税金
1)一般消費税
2)所得税
3)所得税確定申告

第8章 アメリカでの暮らし
1)生活一般
2)国籍・旅券
3)買物
4)その他

第9章 帰国に際して
1)NIHでの手続
2)暮らし一般での手続
第3章 車

車はアメリカ生活において通勤、買物などに欠くことのできないものである。頻繁に使うため交通事故や車をめぐるトラブルも多く見受けられるので、車の購入や運転には慎重でありたい。

    Motor Vehicle Administration(MVA)
    所在地:15 Metropolitan Grove Road, Gaithersburg, MD 20878
    電話(301)948-3177
    Customer Assistance Operators:1-800-950-0682
    受付時間:月〜金曜日8:30AM〜4:30PM
    土曜日(運転免許取得業務のみ)8:30AM〜12:00PM
    行き方:Interstate 270 Northの exit 10 West
1) Maryland州運転免許証の取得
日本の国際免許証は本来旅行者用のもので、有効期限は1年であり、正式な身分証明書としては扱われない。Maryland州では住民となってから、30日以内にMaryland州の運転免許証を取得することを義務づけており、その期間を過ぎて国際免許証のままで事故にあった場合無免許扱いとなるので、速やかに手続をする。また、運転免許証は身分証明書(ID)としても重要で、小切手で買物をする際等に提示を求められることが多い。なおMVAにて、運転免許証を取得しない人のための公式の身分証明として、IDを別途$10にて発行している。

A) 受験の手引
    (1) 手続(application)
    手続きはよく改訂されているため必要書類をそろえるのに苦労する場合もある。また対応する人によって若干の違いがあるのも否めない。
    a. 必要書類(以下に一般的なものを示す)

      本人の身分を証明するもの
    • パスポート
      英訳した出生証明書*またはSocial Security card
    • 住居を証明するもの(2〜3通)
      -政府機関(NIHなど)からのファーストクラスメール
      -電話やユーティリティの請求書
      -銀行口座の計算書
      -クレジットカードの計算書
      注)これらは送られてきたもので封筒も必要
      -住居レンタル契約書など

      アルコール講義修了書(A) (4) 参照)

      *出生証明書は、出発前に戸籍謄本または抄本を取っておき、 到着後Washington,D.C.の大使館で英訳したものに限る(1995年より施行)。なお申請には戸籍謄本または抄本とパスポートを持参し、本人が申請する。(原則的には本人申請らしいが、親子、夫婦は特に問題なく申請できる)受取は2〜3日後で、領収書があれば代理人でもかまわない(1通$10)。

    b. 日本で運転免許証を取得している場合
    上記の書類に加えて、日本の運転免許証、国際免許証を持参し申請する。 視力検査、法規、実地を同日に受験でき、運転免許証が発行される。日本で運転免許証を取得している場合でも18ヶ月未満だと、臨時免許(Provisional License)となる。また運転免許証の翻訳を求められた場合には日本大使館にて$41で行ってくれる。

    c. 今までに運転免許証を取得したことがない場合
      仮免許(Leaner's Permit)取得
    • MVAにて必要書類(免許を日本で取得している場合の手続きと同様のもの)を持参し、視力検査と法規試験に合格すると、$40を支払い、仮免許証がその場で発行される。これは、一年間有効である。
    • 仮免許取得の際に「SKILLS LOG AND PRACTICE GUIDE」が渡される。この本に従い、3年以上の免許保持者同乗40時間以上の路上練習(Driving Practice)を臨時免許取得までに済ませておく。

      臨時免許(Provisional License)取得
    • 仮免許取得より、4ヶ月経過後に「ドライビングスクール終了証明書*」と記入済みの「SKILLS LOG AND PRACTICE GUIDE」と仮免許証を持参の上、MVAで実施テストを受験する。それに合格すると臨時免許が発行される。
    • 臨時免許期間中は、夜間0時から5時は、3年以上の免許保持者同乗でなければ、運転してはいけないという制約がある。さらに本免許取得までの間に、交通規則違反を起こした場合は、臨時免許を取り消され、仮免許の立場に戻る。

      *ドライビングスクールにて30時間(3時間/日*10日)の学科教習(アルコール講義も含まれている)と、6時間(2時間/日*3日)の路上教習を受け、終了時に発行される。講習費は、$300前後。各自で講習をスクールに予約する。

      本免許(Full License)の取得
    • 臨時免許取得より、18ヶ月後に本免許が発行される。

    • Washington Driving School
      7940 Wisconsin Avenue, Bethesda
      (301)652-6535
    • Banggi Eun(韓国人だが日本語が上手で優しい)
      (301)468-9361
      ペイパードライバーで路上練習をしたい方には良い。免許取得や車のトラブルなどの相談にものってくれる(($30/hで家に来て教えてくれる)。
    • Potomac Driving School,
      (301)984-6062,$35/h

      (2) 視力検査

      (3) 法規試験(Law test)
      Driver's HandbookをMVAにて入手し交通法規等、内容を十分に理解する必要がある。法規試験は四者択一形式で、20題の質問をテレビ画面を用いて15分の制限時間内に解答する。問題はアルファベットの大文字のみの文章なので読みにくい。1問につき1回訂正はできるが、前問の見直しはできない。スキップは1回目のみ可能で、20題終了後スキップした問題が再び画面に出てくる。20題中17題以上正解なら合格となり、実地試験を120日以内に何度でも受験できる。不正解答が4つになった時点で、試験が中止になり不合格となる。この場合は1度は翌日に再度受験できるが、2度目からは1週間待たないと受験できない。

      (4) アルコール・薬物に関する講義 (3 hour drug & alcohol awareness course)
      自動車教習所などで、約3時間の講義を受け修了証書を受け取る。場所については、下記を参照、もしくはの案内は、MVAで確認する。各試験場によって実施曜日、時間、費用が異なるので、前もって予約をいれた方がよい。受講料は$30前後である。この講義修了証書は実地試験の際、必要となるので日本で運転免許を取得しており、法規、実地試験を同日に受験する場合には、事前に受講しておかなければならない。今まで運転免許を取得したことがない場合は、30時間の学科講習に含まれているので別途受講する必要はない。

    • Vincent N Curtis
      4301 Aspen Hill
      (301)871-4458
    • White Flint Recovery Inc.
      1335 Rockville Pike
      (301)294-6545
      火・金 6:00〜9:00 $35
    • Tilden Middle School D105room
      Dr. Michael S Tartamella
      11211 Old Georgetown Rd
      (301)972-0013 $30、2h。アンケートのみ。冬季なしの場合もあるので要確認。
    • American Driving School and Counseling
      431 N. Frederick Ave.Suite103 Gaithersburg
      (301)527-8886 $35、3h。子供が一緒でもOK。


    (5) 実地試験(Road test)
    持参した車で受験する。レンタカーなどの場合も含めて、保険証の番号や所有権の所在を示す書類など用意しておく。コースは次頁の通りで試験官が同乗し指示が与えられるので、必ずその指示に従って運転する。16点の減点で不合格となる。なお実地試験には子供は同乗させることはできない。
    以下は減点対象となるので留意する。

    • 方向指示機を出した時、バックする時、発進する時 すべて必ず首を振って左右後方確認する。
    • 縦列駐車の際には旗に触れない。
    • 停止標識では線を越えず完全停止する。 標識無視は1回10〜15点の減点となる。

    (6) 免許証の入手
    実地試験に合格後、オフィスに戻り登録料$30を払い写真を撮影すると、その場で免許証が交付される。